第3回 再開発勉強会

2015年2月24日(火)13:30~15:00 会場:松崎ビル 2階会議室

 2月24日、松崎ビル2階会議室において、「南一条地区第3回再開発勉強会」を開催し、権利者17名、関係者13名の計30名(一部権利者の方は複数出席:総計35名)の参加を得ました。

 はじめに森吉会長より、これまでの15年間の協議会活動を急に理解いただくことは難しいが、この3回の勉強会で終わりではなく、今後も意見があれば協議会に寄せていただきたい。私たちは皆様の財産を守っていきたいと思っており、皆様に理解をいただきながらより良いものにしていきたいとの挨拶がありました。

 続いて、司会者より配布資料の確認の後、本日の勉強会の内容は今まで皆様からいただいた調査票を反映した形となっているとの紹介がありました。

【勉強会(1)】
 『容積割増の諸制度について』と題し、一般社団法人北海道まちづくり協議会(以下、まちづくり協議会という。)の大石会長より、事例をあげながら「高度利用地区」、「総合設計制度」、「地区計画制度」及び「都市再生特別地区制度」の4つの制度についての説明が行われました。

【勉強会(2)】
 『再開発事例』と題し、まちづくり協議会の能戸副会長より、札幌市中央区及び北区における法定再開発3件、優良再開発4件に関する事業概要や特徴などについての紹介が行われました。

【勉強会(3)】
 『再開発事業、失敗の種!』と題し、まちづくり協議会の大石会長より、「誰が主役の再開発事業ですか?」、「身の丈に合った再開発事業ですか?」などのお話がありました。また、「再開発事業の施行者」についての説明も行われ、個人施行では1人でも施行可能とのお話がありました。

【勉強会(4)】
 『大通地区再生研究会の最新情報』と題し、大通地区再生研究会メンバーの一人である齋藤副会長より報告がありました。研究会は、札幌市が作成する「まちづくり指針」に意見を反映するよう活動している。このままでは、大通地区の疲弊化が進むとの危機感を持っており、現在まとめている「大通中心街ビジョン」、「空間づくりのコンセプトプラン」についての説明が行われました。。

【勉強会(5)】
 本勉強会の進行役である当推進協議会運営委員会の大坪副委員長より、『個別相談会の実施』について、3月4~6日の10時から16時まで、南一条Kビルの推進協議会事務局において実施することから、2月末日までに電話でお申込みいただきたい。また、「沿道開発の促進に関するアンケート調査」についても、まだ受付けているのでファックス等でお寄せいただきたいとの案内がありました。

 続いて、吉田副会長より、大通中心部のまちづくりを考えると、小さなころに祖母にやらせてもらった糸巻について思い出した。糸巻は最初のうちは簡単に巻けるが、しだいに複雑に絡み合い難しくなる。見た目は簡単でも、その中に入ると複雑に絡み合ったり、感情が入ったりすると難しくなるものである。まちづくりは時間がかかるが、絡み合った時に皆が関わり、成功させていく必要がある。皆様に力を貸していただきながら我々も活動を続けていきたい。皆様のご支援とご鞭撻をお願いしたいと挨拶がありました。
 最後に司会者より、当協議会としては今後も勉強会を引き続いて開催し、皆様と情報共有を図りながら、まちづくりの取り組みについてご理解、ご協力をいただいていきたいとお話し閉会しました。

●第3回再開発勉強会の 説明資料および実施記録は下記よりダウンロードできます。
① 説明資料〈1〉容積割増の諸制度について(pdf)
② 説明資料〈2〉再開発事例(pdf)
③ 説明資料〈3〉再開発事業、失敗の種!(pdf)
④ 大通地区再生研究会の最新情報(pdf)
⑤ 第3回 再開発勉強会・記録(pdf)