2014年12月2日(火)13:30~14:50 会場:松崎ビル 会議室
12月2日、松崎ビル2階会議室において、「南一条地区第2回再開発勉強会」を開催し、権利者20名、関係者17名、総計37名の参加を得られました。
はじめに森吉会長より、協議会メンバーは皆、南一条のこの町内会を愛している。『南一条を世界一の町内会にしたい』との先代の池内社長の思いもあり、その実現に向けて頑張っていきたいとの挨拶がありました。
続いて、司会者より本日の勉強会内容の確認と、第1部の説明に関連して当協議会運営委員会による計画検討の実施、当協議会と札幌市都心まちづくり推進室、大通まちづくり会社で組織する3者連絡協議会における情報交換の実施、大通地区再生研究会への協議会メンバーの参加等についての紹介がありました。
【第1部】
第1部は、「南一条地区まちづくり活動の現況と今後」と題し、当協議会副会長の齋藤友子氏より大通地区再生研究会第1回全体会から、全体会と部会メンバー、検討の範囲と研究会の構成、今年度の成果目標とスケジュール、大通中心街ビジョン(案)及び部会における意見等についての説明が行われました。
【第2部】
第2部は、「再開発の進め方」と題し、一般社団法人再開発コーディネーター協会 北海道Qの会代表幹事で、再開発プランナーの武井秀爾氏より、市街地再開発事業に着手するまでの進め方、市街地再開発事業とは(再開発事業の種類、比較等)のほか、富山市総曲輪地区再開発事業の事例紹介が行われました。
引き続き、一般社団法人北海道まちづくり協議会の大石会長より、前回アンケートでいただいた意見に対しての回答報告が行われました。
① 再開発の成功例と失敗例について、『事業の成功の判断は、完成から5年後にどうなっているかということである』
② 札幌市の耐震改修に関する補助制度について、『2つの補助制度を紹介』
③ 南一条地区の容積率について、『地区の指定容積率は800%、および容積率の割増が可能な4つの制度を紹介』
④ 再開発事業の総事業費に対する補助割合、『市街地再開発事業で約15%、優良建築物整備事業で5%くらいが上限』との説明がありました。
再開発事業のシミュレーションの要望に関しては、今後、権利者の皆さまからの個々の相談を受け付け、その中で要望があれば簡単なシミュレーションは実施可能、との説明がありました。また、地区計画の仕組みとメリット・デメリットについては、3回目の勉強会の中でお話する予定であり、3回目の勉強会は、そのほか権利者の皆様のご意見、要望を整理し、それにお答えする内容とするとの説明がありました。さらに、『地方創成について』の質問は、法案は可決しているが衆院解散・総選挙となったため、総合戦略の閣議決定はその後となる。しかし、地方自治体には地方版総合戦略をつくる努力義務を課すこととなっており、札幌市において作成する事となった場合に、大通の再生がこれに結び付くのであれば、この中で地区の意見が反映されるのではないか等のお話がありました。
最後に、司会者から当会のウエブサイト開設の紹介をし、同サイトから質問やご意見等のメール投稿ができること、勉強会の概要、協議会活動の推移等も閲覧できるので活用していただきたいとの案内がありました。また、第3回再開発勉強会は2月上旬に開催予定であると案内され閉会しました。